カナダの瞑想仲間から得た学び 前編

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今回は、以前に記したインドのヴィパッサナー瞑想10日間体験の後日談です。

ランダムに割り当てられた自分の部屋は、2人部屋でした。

ルームメイトはカナダ人のアントニーという青年。10日間もの期間を、彼と同じ部屋で寝起きをともにしました。

 

10日間の沈黙のルームメイト

彼ときちんと話しができたのは、コースを終えてからのこと。

「おそらく同年代だろう」という憶測以外、なにもお互いのことを知らないまま、瞑想センターのルール上、一つの言葉もなく同じ部屋で長い時間を過ごしました。

その時期のインドのブッダガヤー(12月)は、日中はまだ大分暖かったので、日本では考えられないくらいの大量の蚊が発生します。

ブッダガヤーにある日本寺のお坊さんに聞いたところ、夏の時期は酷暑過ぎて蚊も満足に動けないのか「12月のこの時期が一番蚊がひどいです」と言っていました。

ベッドには蚊よけネットがあるのですが、部屋の中にはすでに無数の蚊が侵入しています。

蚊取り線香を使うこともできるのですが、人によってはこの匂いを嫌う人もいるため、彼に使っていいかどうか尋ねたかったのですが、会話はもちろんのこと、ボディランゲージでの意思の疎通も禁じられているので、蚊取り線香を使うこともできませんでした。

その他、風呂トイレも共同なので、自分の過ごした棟の人たちと共同の生活をしなければなりませんでした。その際にいくつかのことを学びました。

インド式のトイレ・お尻のふき方

一つ目は、インドでは(というかアジア全般では)、トイレに紙が置いてあるような場所は高級ホテル以外ほぼ皆無なので、ペーパーを持参する or 水でお尻をながさなければなりません。

もし便器の中に流してしまうと詰まってしまい、流れなくなってしまいます。なので、紙は備え付けてあるゴミ箱に捨てなければなりません。

さいわい自分はデリーに半年ほど住んで英語学校に通っていた頃からそうしてきたので、抵抗はありませんでした。

共同トイレでの様子から、他の参加者も大方守れていたようでした。

エコな鼻かみ

二つ目は、鼻水についてです。

これはおもにインド人の老年の人がやっていました。

鼻水をティッシュなどでかまずに、水場や草が生えているところに向かってチーンとはき捨てるのです。

ヨーロッパなどでは、ティッシュを使わずによくハンカチで鼻をかんでいますが「ここではダイレクトに鼻水を出すだけなのか…」と驚きました。

木の枝で磨く歯ブラシ

三つ目は、歯磨きに関してです。

インド人は、ニームと言われる小さな細い木の枝で葉を磨く習慣があります。

街中を歩いていても、外で体を洗っているついでに、この木の枝で歯を磨いているのをよく見かけました。

 

しかし、またもやインド人の老年の方々は、それすら使わずに指で歯を洗っていました

ここでも物を使わずに、自分の体を使ってその清潔を保っていたのでした。

日本もひと昔前から「エコだ、スローライフだ」と、企業ぐるみでいろいろと宣伝をしてましたが、こんな原始的な方法で体の清潔を保つとは…とおどろかされました。

10日間一緒に過ごして初めての交流

この10日間の瞑想生活を終えた後、無言のルームメイトだったアントニーとは、コースを終えた時に一番に会話をしました。

その時、彼とはすでに戦友めいたものを感じずにはいられませんでした。

なにしろ、見ず知らずの人間と10日間もの間、突然同じ部屋でコミュニケーションもとれずに寝起きを共にしてきたのです。

あるとき就寝時間に彼が先に寝についた時、鼻ずまりの彼の鼻からのいびきに少し悩まされたこともありましたが 笑、いまとなってはそれも良い思い出です。

 

彼のこれまでのいきさつを聞いてみると、すでに旅に出発して1年が経つそうで、その間ほとんどのアジアの国々を訪れてきたそうです。

そのアジアの各地でボランティアをしながら、インドに辿りついたとのこと。

この旅のために、数年間アルバイトでお金を貯め(つい最近まで学生だったそうです)カナダを出てきたそうですが、インドの次はタイ・中国・韓国へと渡り、時間とお金の都合次第では「日本にも行こうと思っている」との事でした。

この旅の後は、いままでの経験と見てきたものを活かし、カナダに戻ってUNIVERCITY PROFESSORになるためにまた大学に再編入すると言っていました。

 

そんな「旅」という共通点以外、自分とはまったく別の生き方をしてきた彼と、瞑想のコース終了後も一緒に過ごす流れになりました。

彼はブッダガヤーから少し離れたところにある農場で、またボランティアを申し込んでいたそうで、「農場に行くとネットなどの環境がないため、行くまでの間に後の大学編入に関する資料の提出や準備を終えてからそこへ向かうんだ」と言っていました。

なので「よかったらコース後もどこかで宿をシェアしないか?」と、彼の方から持ちかけてきました。

ここブッダガヤーは、仏教の四大聖地のうちの一つ。

しばらく町の様子を観て回ろうと思っていたので、返事はもちろんOK。

瞑想コース終了後も、また彼と同じ部屋で過ごしていました。

バイリンガルへの嫉妬

彼は、カナダのケベック・モントリオール出身とのことで、英語とフランス語が母国語として話せるバイリンガルでした。

もちろん、日本語は話せないので(なぜか電話の時の「もしもし」だけ知っていました)、一緒にいた期間すべての会話を、すべて英語でやり取りしました。

数ヶ月間だけですが、デリーの英語学校で英語を学んでいたので、これは貴重な英語の実践体験の機会。

数えてみると、彼とは合計16日間も寝起きを共にしたことになり、そのうちの大半はコース中だったので、会話できませんでしたが、お互いその間の会話欲求も溜まっており、少し覚束ない英語ではあったものの、彼といろいろな話をしました。

 

ただその時に、彼に対してひとつジェラシーに似た感情を覚えてしまいました。

長くなったので、続きは続編で紹介します。

 

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