日本独自の古典芸能・落語のすごさとは? その1

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今回から、ついにこのテーマを取り上げます。

文字量と熱量が多くなるかもしれませんが、これを読んだら、いままで知らなかった日本の古典芸能に対する新たな見方・新しい世界が開眼するかもしれません。

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(2016年11月に行ってきた日本一の落語の祭典・博多天神・落語まつり)

最近、落語って言葉をよく目にしませんか?

グーグルで「落語 ブーム」と検索してみると、ざっとこんなページが出てきます。

《記事参照》“平成落語ブーム”とかけて  若者と解く その心は!?

《記事参照》落語ブームは一過性ではない? その理由は、寄席にあった

《記事参照》落語ブームは本物か?!ー「週刊ダイヤモンド」でも落語特集。

 

(一番上の記事のいま「江戸時代以来」の落語ブームが巻き起こっているの表現はおかしいと思います。現代の世の中にこれだけエンターテイメントが溢れていて、そんなわけがないだろうに…。)

 

落語の詳しい説明は上記の紹介に任せるとして、2017年の世の中、ちょっと検索してみただけで、これだけ多くの落語に関する記事が出てきます。

普段の生活の中でも、ふと『落語』というフレーズを気にしてみると、各種メディアのテレビやラジオ・雑誌などでは『いま落語が熱い』と、かなりもてはやされています。

それだけ流行ってきている落語ですが、みなさんは一度でも聞いたことはあるでしょうか?

落語って、実際むずかしくないの?


一度も落語を聴いたことのない人なら、そう思うのも自然です。
ボク自身もそう思っていました。

しかし、否!!

落語って、何の予備知識がなくても心から楽しめるものなのです。
中には細かいしきたりやルールはありますが、いきなり見ても面白いものなんです。

人によって好みはあると思いますが、一番最初にだれの落語を聴いたらいいの?という人のために、おすすめの落語家をセレクトしておきます。

初心者にお勧めの落語家はこちら

まずは、やっぱり立川志の輔師匠。

渋谷のパルコ劇場で10年間(!)も志の輔らくごを続けているほど、落語界で最もチケットが取れない人と言っても過言ではありません。

自らの落語を総合エンターテイメントに昇華させたこの人こそ、一番にお勧めしたい落語家です。

《 個人的おすすめ演目  立川志の輔 

・百年目 ・だくだく ・柳田格之進 ・浜野矩随  など

 

お次は、春風亭昇太師匠。

笑点の司会に抜擢されたこの人の落語は、いわゆる抱腹絶倒の爆笑落語です。
「こんな落語もありなの?」というような新作落語は、一見の価値ありまくりです。

「愛犬チャッピー」や「悲しみにてやんでい」などの新作は、小さな子供がみても分かりやすい落語です。
実は、90年代に落語の面白さの幅を広げた人はこの人といってもいいほどの存在なのです。

《 個人的おすすめ演目  春風亭昇太

・二番煎じ ・権助魚 ・御神酒徳利 ・ストレスの海  など

お次は、柳家喬太郎師匠。

去年、円谷プロも公認したウルトラマン落語が話題になったこの人も、すごい落語を見せてくれます。

古典と新作の両刀使いのこの方は、キャラの演じ分けが特徴的で、こんな白髪なのに女子高生の役が妙にうまかったりします 笑。

《 個人的おすすめ演目  柳家喬太郎 

・午後の保健室 ・時そば ・ハンバーグができるまで ・寿司屋水滸伝  など

まず、なにがすごいかと言うと…

他のたくさんお勧めしたい落語家もいるのですが、まず、落語のどんなところがすごいか?というテーマに取りかかりましょう。

いろんな人の意見・表現があると思いますが、ボク個人的には、これほどミニマムな表現形態のエンターテイメントはないのでは?という点が一番にあがります。

 

まず、落語家が落語を演じる舞台のことを「高座」と呼びます。

この高座の上に座布団とマイク(場所によってはマイクなしでも)が準備されます。

…はい、これで終わりです。

ここに、着物姿の落語家さんが手ぬぐいと扇子を持って高座にあがるだけで、すべての準備は完了します。

 

例えば、扇子ひとつで蕎麦やうどんを食べる仕草や、新作落語では、扇子で電話する姿も成り立ってしまいます。

小道具二つで、こんなにも色んなことを演じ分けられるなんて、すごいですよね。

ほかのエンターテイメントの舞台と比べてみると…

良い悪いの話ではなく、世の中のその他のエンターテイメントと落語を比べてみましょう。

舞台の上に役者を何人も登場させて、きらびやかな衣装と照明を当てて物語を演出したり、

大きな舞台装置や大道具・小道具の数々、ときには舞台転換など、かなりの準備を要する舞台もあります。

 

さて、落語はというと…登場するのも1人、…舞台装置もほぼないに等しい。

きわめてシンプルですね。

次は、こんなに貧弱な舞台装置でいったい何を見せてくれるのか?ということにふれていきましょう。

なんにもないから ”なんでもある”

この最小限の舞台の上で、落語家はいったい何を見せてくれるのかというと…

『すべてを見せてくれる』

そうなのです。これは、考えてみるとすぐに分かります。

舞台装置がほぼない、非常に限定された中、言ってみれば、限られたリミットのある空間。
この中で何ができるかというと、有限空間の中で、無限を表現するのです

これが出来るのは、唯一、舞台装置がまったくない・余分な絵を見せていない落語の高座だからこそ表現できることなのです。

説明すると、何かしらの視覚情報を与えている状況では、すでにその人の頭の中で映っている映像でいっぱいになる ということです。

最大限の想像力を喚起する

要するに、余分なモノ・視覚的要素を見せないからこそ、あなたの頭の中で物語を自由に動かしていってください ということです。

これに見出されてしまうと、どれほど他の芸能・エンターテイメントが面白いと言われても、落語が見せてくれる映像・ストーリーのすごさにかなうものはなくなってしまいます。

こういうミニマムな形の古典芸能・エンターテイメントって、実は、世界でも類をみないそうなんです。

…ちょっと長くなってきてしまったので、この続きはまた次回にしましょう。

 

オマケ紹介

出張して落語の楽しみに方を伝えるレクチャーもやっていますので、落語を知りたい!という人は、どうぞお気軽にお問い合わせください^!

落語と海外旅行に対するの熱量は、高知で一番高いかもしれないミツルでした 笑。

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