日本独自の古典芸能・落語のすごさとは? その2

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少し前に、ボクが影響を受けまくってきた愛する古典芸能・落語についてこんな記事を書きました。

《記事参照》日本独自の古典芸能・落語のすごさとは? その1

 

今回は、”落語家の階級” について と いまの落語会で売れている噺家 を取り上げます。
専門用語も出てきますが、努めて分かりやすいように説明してみましょう。

舞台で活躍してる海外の有名人

その前に、海外の舞台俳優・芸人には、どんな人がいるでしょうか?

パッと一番に思いつくのは、チャールズ・チャップリン。あとは、変な顔で印象的なミスタービーン。この二人は、世代を越えて知られていますね

その他に、アメリカのスタンダップコメディには、俳優・脚本家であるクリス・ロックジェリー・サインフェルド。

もっと沢山いると思いますが、この二人は、”アメリカでは誰もが知っているコメディアン” だそうです。
日本のテレビではあまり見かけませんが、その国の独自の舞台芸人は、日本の落語家のようにどの国にもいるものですね。

落語家には身分制度がある?

落語の話にもどりましょう。

まず、「プロの落語家になるには、どうしたらいいの?」という点から。
これは、落語会が脈々と受け継いできた徒弟制度に基づいた弟子入りをする必要があります。

それにもいろいろな弟子入りの手順がありますが、まず、どの落語家にならば弟子入りができるのか?という点です。

これは、真打という称号を得ている人にしか、弟子入りをすることができません(真打の階級になった人のみが師匠と呼ばれます)。

 

思えば、立川談志師匠は、名称自体が”師匠”という呼び名でした。それだけ多くの人から見ても師匠と思える存在だったのでしょう。

その真打になるまでに、一体どれくらいの年月・時間がかかるのか?という点ですが、まず、弟子入りしてから、すぐに名前がもらえるわけではありません

ここで、その順番をわかりやすく書いてみると…


【 落語家の階級 】

一般人 or 落語家の家系の人間

入門


《 紆余曲折を経てその師匠の元に 》

 見習い基本無収入「名無しの試し期間」

《 数週間〜長くて1年ほど 》

前座(ぜんざ):やっと前座としての名前をもらえる。「名称・前座」

《 通常3〜5年前後。人にとっては10年近い場合も 》

二つ目(ふたつめ):前座仕事から解放される。「名称・◯◯兄さん」

《 通常10〜15年。長い人で20年ほど 》

真打(しんうち):弟子を持てる。「名称・師匠」

…と、ざっとこんな感じになります。

ちなみに、この階級制は江戸落語だけです。上方落語にこの階級はありません。

いっぱしの ”プロの落語家” という存在は、みな真打になってからのことを指すので、入門してからだいたい15〜20年近くかかります。とても長い道のりですね。

真打の称号を得るまでの道のりとは?


入門をして最初の前座期間のうちは、自分の師匠のあとについて、寄席演芸場や独演会の準備、その他、細かな落語家としてのイロハを学んでいきます。

…なんですが、この修行期間が厳しすぎて廃業してしまう前座の落語家が、実はかなりいます。

だから、テレビで見かける落語家さんは、その”厳しい前座修行を終えてきた人たち”ということになります。

 

…これは余談ですが、いまは少なくなってきましたが、内弟子と呼ばれる制度があります。
これは、師匠の元に通うものではなく、師匠と同じ家に住み込んで24時間師匠につきっきりで修行を行う形になります。

考えてみただけで厳しそうですね、。
とある師匠によっては、内弟子でなくても、無理難題のある命令を平然と下してきます。

例えば、◯川談志師匠は、まだコンビニもない時代に、なんのお店も空いていない時間に「揚げたてのコロッケが食いたい。すぐに家まで持ってこい」と、真夜中に前座へ電話をしたり 笑(弟子は閉まっているコロッケ屋の店主を起こして 揚げてもらったそうです…)。

他には、山手線の遅延が原因で、本当は間にに合うはずだった時間に弟子が遅れてきた時に、「師匠!すみませんでした!事故で山の手線が遅れてしまいまして…」と言うと、『…山の手線が遅れるということをなぜ予測できない!?それを見越して遅れずにきやがれい!!』という、素晴らしい返答をしたそうです 笑。


そんな現代落語中興の祖であった天才・談志師匠は、こんな言葉を残しておられます。

『修行とは、矛盾に耐えるものである』

…その矛盾の先に、落語家として大成するヒントがあるのかもしれません。

 

さて、日曜日の夕方の風物詩であるお笑い番組・笑点

いわゆる笑点のレギュラーメンバーは、実は、全員が何人もの弟子をもっている真打の落語家です。

あんなお茶目&バカキャラな人たちも、実は、長年修行を重ねて昇進してきた真打の落語家さんなんですね。
そう考えると、日曜日に笑点をみるときの見方も変わってくるものです。

いま巷で売れている真打の落語家

少し長くなってしまったので、また次回にその他の落語の解説をしましょう。

次に、いま巷で売れっ子の真打ちの落語家の紹介です。
今回から、個人的にオススメの演目も載せています。

 

一番は、やはり春風亭一之輔(しゅんぷうていいちのすけ)師匠を取り上げないわけにはいきません。

《 個人的おすすめ演目  春風亭一之輔 

・鈴が森 ・青菜 ・初天神 ・笠碁  など

 

次は、紫綬褒章を受賞した五街道雲助師匠の一番弟子・桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)師匠です。

滑稽噺のような爆笑落語を語らせたら、この人の名前をあげないわけにはいきません
恰幅の良い体からはあまり想像もつかないよう上品な声で語る落語は、気がついたら笑いっぱなしにさせられていたり。

それでいて、意外とブラックで毒を含んだ落語は、寄席の舞台のみならず、独演会に足を運びたくなる中毒性も含んでいます。

《 個人的おすすめ演目  桃月庵白酒 

・浮世床 ・親子酒 ・つる ・松曳き  など

 

続いて、人間国宝にもなった柳家小三治師匠の弟子・柳家三三(やなぎやさんざ)師匠。

この人を形容するとしたら、若手の本格派の逸材と呼びたくなるほど、落語通も唸るほどのキレの良い古典落語を聴かせてくれます。

その晴れ晴れした姿は、情熱大陸でも特集されたほどです。

その端正な語り口は、人情噺や怪談噺で真価を発揮します。これからのさらなる変化・進化も楽しみな若手のホープです。

《 個人的おすすめ演目  柳家三三 

・夢金 ・橋場の雪 ・壺算 ・湯屋番  など

 

…と、こんな感じで、いまの落語会で売れている落語家さんの一部を挙げてみました。

次回は、落語の楽しみ方と真打の前の二つ目の階級で面白いかつ売れている落語家さんを紹介します。

(どうか懲りずにお付き合いください 笑。だんだんと落語の面白さが理解できてくるでしょう)

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