落語の革命家・立川談志師匠とは?その1

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こんにちは、ふと時間があると談志師匠のことを考えてしまうミツルです(@satyu_)。

思い返してみると、自分が落語という演芸に魅了されたきっかけは、談志師匠の落語を聴いたことからでした。

ということで、まだ落語についてあまり知らない人にも伝わるように、改めて落語界の偉人・立川談志師匠について解説してみます。

 

柳家小さん師匠に入門

立川談志師匠こと本名・松岡克由は、高校を中退して、16歳のときにある落語家の門を叩きました。

そのある落語家とは、のちに人間国宝となる5代目柳家小さんです。

まずこの時点で、落語家としてのセンスを大いに感じます。

というのも、演芸の世界では「師匠選びも芸のうち」と言われているから。

師匠として選んだ5代目柳家小さんは、その当時のみそ汁のCMに出ていたことからも、世間的にも知られている落語家でした。

柳家小さんの落語は、柳家が代々得意とする笑いの要素を大いに含んだ滑稽噺を中心に無駄が削ぎ落とされた落語。

演じ分けをくさくやりすぎす、特有の仕草と巧みな話芸で爆笑をさそう、ある意味洗練された水墨画のような芸でした。

 

高校を中退した身ならば、もっと笑いの要素を前面に出した華のある落語家を師匠に選んでもおかしくないありません。

そこを、のちの落語界ではじめて人間国宝に選ばれる先見の明たるや、すでに談志師匠の才能を感じます。

 

家元として立川流を創設

そこから(一気に飛んでしまいますが)、自らの弟子が真打昇進試験で落とされてしまったことをきっかけに、所属していた落語協会の方針に激怒し、協会の会長であった自分の師匠柳家小さんとケンカをして、協会を脱退してしまいます。

その後、幾人もの弟子を抱えた上で、自らが立川流の家元となって、落語立川流を創設しました。

ここが、前代未聞なすごいところです。

自分の師匠のやり方に逆らうだけでなく、協会を脱退した上で自分の流派を設立してしまうなんて、一般的にはデメリットのオンパレードです。

 

まず、協会に所属していないと都内の寄席(365日空いている落語の演芸場)に出ることができません

江戸時代のような風情あふれる寄席・新宿末廣亭

 

弟子を育てる上で、寄席はとても大きな存在です。

寄席は、前座や二つ目(落語家の身分)にとって修行の場でもあり、毎日いろんな師匠の芸を見ることができる成長の場でもあります。

日本独自の伝統芸能・落語のすごさとは? その2

談志師匠自身も寄席が大好きで、そこで育ってきたにも関わらず、そこを出てしまうことが一体何を意味しているのか?

それはつまり、弟子により厳しいスパルタ的な環境を強いることによって、落語家としての自力をつけさせたのです。

 

実際、志の輔がまだ前座だった当時、

「寄席になんぞ行かずとも、教えるのはおれ1人いれば十分だろう」

と言われたとのこと。自信がある人でないとこんな言葉は出てきません。

 

談志師匠は、落語以外に映画や懐メロが好きであったり、とても趣味・芸域が広い人でもありました。

落語以外の入り口として、そこからより多くの人にその存在が届いていったかもしれません。

古典落語に広く通じ、現代と古典との乖離を絶えず意識しつつ、長年にわたって理論感覚の両面から落語に挑み続けた。

古典落語を現代的価値観・感性で表現し直そうとする野心的努力が高く評価されたが、その荒唐無稽・破天荒ぶりから好き嫌いが大きく分かれる落語家の一人でもあった。

落語のみならず、講談漫談をも得意とするなど、芸域の広さで知られた。

wikipedia 立川談志より

 

その他、もっと細かく紹介したいこともあるのですが、今回声を大にして伝えたい点は、

  • 16歳でのちの人間国宝になる人の芸を見極めた
  • 協会を脱退して価値観を共有する落語家集団の開祖者・家元になった

という点です。

落語400年の歴史の中で、自らが家元となり、これだけ一つの流派・立川流を大きく育てた人は、過去に類を見ません

 

 

…少し長くなってきたので、続きはその2で紹介します。

もしかしたら、その3まで続いていくかもしれません 笑。。どうぞよろしくお付き合いくださいませ。。

 

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