新世代の名人「立川談春」その落語の凄さと魅力とは?

こんにちは、落語界の中でもとりわけ立川流に注目しているミツルです(@satyu_)。

東京の落語界には「落語協会・落語芸術協会・立川流・円楽党」の四団体が存在します。

今回は、その立川流の中でも執筆に俳優業、そしてなにより落語のすごさでその名を轟かせている立川談春師匠を紹介します。

 

あの立川談志師匠の弟子

年配の方だと、談春師匠よりもその師匠である立川談志師匠の方をご存知かもしれません。

談春師匠は、立川談志師匠の10番目の弟子です。

入門はとても早く、17歳で談志師匠に入門・弟子入りをしました。

その後、前座修行から4年後に二つ目になり、その9年後に真打ちに昇進。

 

現在では、東西で約900人いると言われる落語界の中でも「古典落語の名手」と言われ、国立演芸場花形演芸会大賞をはじめ、数々の賞を受賞。

師匠ゆずりの負けん気の強さのある芸と、独特の言い回しの斬新さが注目を浴びて、いまや「新世代の名人」とも評されています。

 

著書「赤めだか」が大ヒット!TVドラマ化も

2008年には、談志師匠との師弟関係や厳しかった前座生活を赤裸々に綴った破天荒なエッセイ著書「赤めだか」を執筆しました。

これが、累計13万部を超える大ヒット!

自分も何度も読みましたが、全く落語が知らない人にも楽しめるように描かれた名著です。

思い出しているだけでまた読みたくなってきました 笑。本の内容としては、

 

  • 落語家の前座がどれほど大変な修行だったのか
  • 落語界の変わったしきたりやイロハ
  • 談志師匠がどれだけ無茶苦茶ですごい人だったのか

 

などなど、面白いエピソードが終始てんこ盛り。

その中の貴重な話として、2人の人間国宝に稽古をつけてもらった人は、談春師匠以外にいないかもしれません。

テレビドラマ化もされましたが、ぜひ落語ファン以外の人にこそ読んでほしい作品です。

 

 

(この著書の発売に合わせて、大きなイベントを仕掛けたことも談春師匠のすごいところ。

東京の歌舞伎座で出版記念の親子会「談志・談春親子会 in 歌舞伎座」を開催し、この当時、大きな話題になりました)

 

名高いミュージシャンともコラボ

その落語のすごさ具合から、名高いミュージシャンと対談したり、一緒にライブを開催したのも、談春師匠だからこそできたこと。

一例をあげると、なんとB’zの稲葉さんや斉藤和義さんとコラボしました。

さらに、落語の高座以外の映像の中でもその才能を発揮しています。

テレビドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」「下町ロケット」や、映画「忍びの国」「あいあい傘」など、俳優業としても多数の作品にも出演。

落語の高座とはちがった演技の魅力を存分に発揮しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

とにかく生の落語の迫力がすごい

前置きが長くなってしました。

個人的に、談春師匠の落語のすごさを一言で表すと、なによりも「噺の説得力の高さ」ではないか と思ってます。

  • 落語を通じて、この噺・物語を聴いている人に何をどう伝えるのか?
  • 高座の上から客席の一番後ろまで、この噺を通じて言いたかったことは一体なんなのか?

このことを、自身の持つ落語技量と迫力をもってして、より多くの人に届けることができる。これこそが、談春師匠の大きな魅力です。

 

「落語はリズムとメロディ」ともいわれますが、その基本が十二分にできている人だからこそ、たまらなく聴き心地がいい。

節回しと調子合わせがとても巧みだからこそ、噺の中の江戸の雰囲気にいざなわれる。

そして、人によって好みはありますが、落語の噺を通じて多く人に感動を与えられる

それが「新時代の名人」とも言われる談春師匠のすごさなのだと思います。

 

加えて、その人自身のどうしようも隠せない人間性がにじみ出てくるのが落語なんです。

談春師匠の落語を聴いていると、”いろんな苦労を重ねてここまで歩んできたんだろな”ということが漏れ伝わってきます。

(本当に博打や賭け事が好きなんだろうなぁ笑 といったことも感じられますが)

 

「なんで生きているか分かんなくても、とにかく生き続けなくちゃいけないんだ」

 

「…人生どんなに大変なことがあって、自分で死んじゃぁいけねぇんだよ」

 

談春師匠の古典落語・文七元結より

 

このような、人生の帰路に立たされたときの人間を描写力・説得力の高さは、談志師匠ゆずりの鬼気迫る底力を感じます。

それこそいまの落語界随一といっても過言ではないかもしれません。

 

岡山の独演会の終演後、満員の客席から割れんばかりの拍手が舞い上がりました。

来月のらくごカフェ10周年記念講演in武道館でも談春師匠の落語が聴けるので、その高座をしかと見届けてきたいと思います。

 

2019年の全国独演会ツアー中 ”立川談春 Official Homepege” はこちら

 

談春師匠の迫力あふれる落語音源はこちら

 

落語ナビゲーターとして活動しています

 
年間約100席の生の落語を観ている(音源は毎日)落語ナビゲーター・ミツルが、初心者目線の落語の魅力をプレゼンでお届けします!

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